研修にアクティビティを導入する企業が増加中
背景にあるのは“受け身”研修からの脱却
これまでの新人研修では、座学やOJT中心で「知識を一方的に教える」形式が一般的でした。しかし、これでは受講者が受け身になりがちで、現場で即活用できる実践力の育成には限界があります。
そのような課題を解消すべく、企業が今注目しているのが“研修アクティビティ”。自ら考え、動き、仲間と協力して課題を解決する体験を通じて、スキルとマインドの両面を育てることができます。
研修アクティビティの種類と特徴
チームビルディング系
ロープワークやグループワークなど、チームで一つの課題に挑むタイプです。コミュニケーション能力や信頼関係の構築に効果があり、新人同士の距離を縮めるには最適です。
ロールプレイング系
実際の業務を模したシチュエーションで役割を演じることで、現場対応力や思考力を高めることができます。営業やクレーム対応など、実務を想定した訓練にも適しています。
ゲーム型アクティビティ
ルールに基づいて課題を解決していく“ゲーム性”を取り入れた研修は、エンタメ要素が強く、参加者の没入感を高める効果があります。中でも注目されているのが、特定の課題に対して論理的・創造的にアプローチする「あるタイプ」のゲームです。
“体験”が学びを深める理由
自ら動くことで学びが定着する
人は「聞いたこと」よりも「自分でやってみたこと」の方が記憶に残りやすいものです。特に新入社員は、働くこと自体が初めての経験。その中で、体を動かしながら実践的に学ぶことで、内容の理解度と納得感が大きく向上します。
感情と結びついた記憶は強い
驚き、笑い、達成感といった“感情”がともなう学びは、単なる情報以上の意味を持ちます。ゲーム性のあるアクティビティは、そうした感情を引き出す設計に優れており、記憶にも残りやすいのです。
企業研修で導入が進む「体験型ゲーム」とは?
ここまで具体的な名前をあえて避けてきましたが、実は近年多くの企業が導入しているのが「謎解き」や「脱出ゲーム」を応用した体験型アクティビティです。
このタイプの研修では、限られた時間と情報の中でチームが協力して課題を解決していく必要があります。
- 論理的思考や仮説検証力
- チーム内での役割分担と協働
- 判断力と集中力
といったスキルが自然と鍛えられ、なおかつ参加者は“ゲームに熱中”しているため、ストレスなく学びを得ることができます。
「開かずの箱」なら、企業ごとのニーズにフィットした設計が可能
「開かずの箱」では、こうした体験型アクティビティを完全オーダーメイドで提供しています。
- 企業文化や社内課題を反映したストーリー設計
- 配属予定部署や業務内容に関連した問題構成
- 複数人での思考プロセスを誘発する設計
など、“楽しくて、役に立つ”を両立した研修を提供。新入社員に限らず、中堅社員や管理職研修にも対応可能です。
まとめ:研修アクティビティは未来の投資
受け身で知識を詰め込むだけの研修は、もはや過去のもの。これからの時代に求められるのは、「自ら考え、動く力」を育てることができる研修です。
体験型アクティビティは、そのための最良の手段であり、企業の未来への投資とも言えるでしょう。
「開かずの箱」では、そうした新しい学びの形を、貴社の課題や目標に合わせて丁寧に設計いたします。研修の在り方をアップデートしたいとお考えなら、ぜひ一度ご相談ください。
コメント