会社の忘年会で「今年らしい余興」を用意したいなら、一年の出来事を手掛かりにして、最後に感謝のメッセージへたどり着く謎解きゲームが選択肢になります。社内の知識を競うだけでなく、必要な情報を問題用紙に載せておけば、新入社員や異動してきた人も一緒に考えられます。
12月の忘年会に向けて10月から準備する場合は、開催条件と並行して、謎に使いたい出来事を集めておくと相談が具体的になります。この記事では、企業の忘年会に使う社内ネタの選び方と、一年のねぎらいにつなげる演出を紹介します。
2026年の忘年会は、会場とゲームの時間を一緒に考える
2026年10月11日時点で、年末向けの宴会プランが案内されています。例えば、ホテルモントレ大阪の「Winter Plan 26-27」は、2026年12月1日〜2027年1月31日を利用期間とし、基本の利用時間を2時間としています。
このように宴会全体の時間が決まっている場合は、料理・歓談・挨拶・余興を同じ枠に収める必要があります。「謎解きを入れたい」と決めた段階で、会場担当者に料理の提供時刻や配布物を置けるスペースを確認しましょう。
年末らしい内容を作る準備と、当日の進行を組む準備は、同時に進めるのがおすすめです。
社内クイズと謎解きは「知らない人の進め方」が違う
「今年、新しくできた拠点の名前は?」というクイズは、覚えている人が答える形になります。一方、謎解きでは、その拠点名を資料に載せたうえで、文字・図形・並び順などのルールを見つけて答えを導く構成にできます。
今年の出来事を知っている人には思い出として、知らなかった人には初めて触れる話題として楽しんでもらう。そのための基本は、解答に必要な情報を、その場で全員が確認できることです。
- 社内用語には、短い説明や読み方を添える。
- 写真を使う場合は、撮影場所や時期など必要な情報を問題内に載せる。
- 一部の部署だけが知る出来事を、記憶だけで答えさせない。
- 上司の承認や本人への聞き込みがなくても、ゲームを進められるようにする。
人に話を聞くこと自体を楽しむ企画もありますが、宴会中は相手が食事や挨拶で席を外すことがあります。着席型で実施するなら、机上の資料だけでも先に進める構成が扱いやすくなります。
忘年会の謎解きに使う「今年の出来事」の選び方
社内ネタは、数を増やすよりも、参加者にどんな会話をしてほしいかで選びます。最初の相談用なら、候補を5〜10件ほど挙げ、それぞれに「使いたい理由」を一言付けてみましょう。これは準備の目安であり、商品に組み込める件数を示すものではありません。
| 題材の候補 | 資料への入れ方 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 新拠点・リニューアル | 名前や場所を、簡単な地図や紹介カードに載せる | 社外の人が参加する場合も見せられる情報か |
| 社内行事・交流企画 | 日付と短い説明を添え、出来事の順序を使う | 参加しなかった人も資料だけで理解できるか |
| 商品・サービスの節目 | 公表済みの名称や特徴を手掛かりにする | 表記が正確か、専門知識が必要になっていないか |
| 部署を越えた取り組み | 複数の仕事や役割を紹介するカードにする | 一部署の成果だけに偏っていないか |
| 一年の合言葉 | 謎の答えや締めくくりの言葉の候補にする | 参加者が意味を理解できる説明があるか |
営業成績など目立つ成果だけでなく、日々の仕事を支えた取り組みも候補になります。ただし、人事評価、個人の失敗談、私生活を当てる問題は、ねぎらいを目的とした会には使わない方が企画をまとめやすくなります。
画像や資料は、そのまま全部渡す必要はありません。使用してよい部分を社内で確認し、必要な情報だけに整理してから制作相談に使いましょう。
企画例:一年の出来事から、消えた年末メッセージを探す
以下は、オーダーメイドを相談するときの構成例です。実施済みの事例や、特定の商品にそのまま含まれる内容ではありません。
1.架空の「年末編集部」から依頼が届く
参加者は、会社の一年をまとめる編集部の一員。「一年の記録はそろったのに、最後のメッセージだけが見当たらない」という導入で、卓上の出来事カードを調べ始めます。
実際の職場の問題や失敗を題材にしなくても、資料を読み解く目的を物語の中に置くことはできます。長い説明が必要な世界観より、最初に「何を見つければよいか」が伝わる設定にします。
2.出来事カードを組み合わせて手掛かりを見つける
例えば、五つの出来事を日付順に並べると、カードに隠れた文字が「あ・り・が・と・う」につながる、という考え方です。日付も出来事もカードに書いてあれば、その年の春に在籍していなかった人も並べ替えに参加できます。
これは仕組みを説明するための単純な例です。実際のゲームでは、どのカードを見るか、どう文字を拾うかを謎で導くなど、対象者や持ち時間に合わせて設計します。すべての問題を会社情報だけで作る必要はなく、一般的な絵や言葉の謎を交えながら、一年の出来事が自然に登場する量を相談します。
3.解説の最後に、短いねぎらいの言葉を届ける
答えが分かった後、司会者が出来事の背景を一言ずつ紹介します。「この取り組みは複数の部署で支えていました」といった補足を用意すると、資料に載せきれなかった人の役割にも触れられます。
締めくくりの言葉は、例えば「見える成果も、見えない支えも。皆さんの一年に、ありがとう」。長い社長挨拶をもう一度入れるのではなく、ゲームで振り返った出来事と結び付く短い文章にすると、歓談へ戻りやすくなります。
時間内に解けないチームがあっても、解説で同じメッセージを受け取れるようにしましょう。順位を付ける場合も、感謝を伝える結末は参加者全体で共有できます。
人数・難易度・運営負担はどう考える?
チーム数は、紙面を囲める人数から決める
例として40人なら、5人ずつ8チームにする案があります。ただし、これは編成を考えるための仮の数字です。丸卓の大きさ、料理の皿、問題用紙のサイズを見て、全員が手掛かりを確認できる人数に調整してください。
部署を混ぜる場合は、社内情報に詳しい人だけに任せきりにならないよう、「読む」「並べる」「気づいたことを共有する」といった作業が分かれる内容も検討します。商品ごとの推奨人数や必要セット数は、注文前に確認しましょう。
ゲーム時間に、説明と解説を足して枠を確保する
本編を30分程度で相談する場合でも、会全体では説明・配布・答えの紹介を含めて40〜50分ほどの枠を検討する、という考え方があります。これは進行案の目安です。教材、参加人数、回収方法によって変わります。
料理を取りに立つ時間と、全員で説明を聞く時間を重ねないことも大切です。コース料理なら提供の合間、ブッフェなら料理を取る時間を別に設けるなど、会場担当者と無理のない順序を決めます。
事実確認の担当と、当日の進行担当を決める
社内ネタを使うときに必要なのは、問題を作る作業だけではありません。出来事の日付、名称、写真の使用可否、締めくくりの文章を確認する担当を決めておくと、確認の行き違いを減らせます。
当日は、司会、教材の配布、質問・ヒントへの対応、必要なら回答の確認を担当します。兼任できるかはチーム数と方式によります。制作を依頼する場合も、当日の運営代行やスタッフ派遣が含まれるとは限らないため、提供内容と主催者側の準備を分けて確認してください。
10月から準備するなら、まず集めたい五つの情報
- 開催条件:12月の開催日、会場、参加人数、ゲームに使える時間。
- 候補の出来事:日付・名称・短い説明。未確定の年末の成果は、確定済みの情報と分ける。
- 最後に伝えたい言葉:一年の感謝、来年への一言など、優先したいメッセージ。
- 確認体制:社内情報と原稿を誰が確認し、いつまでに返せるか。
- 予算と納品希望日:制作だけでなく、印刷や配送など必要な範囲も含めて相談する。
12月までの出来事をすべて待ってから制作を始めると、確認や準備の日程を取りにくくなります。どの時点までの情報を使うかを先に決め、後から差し替えたい内容がある場合は、その可否と期限を制作側に確認しましょう。10月に相談すれば必ず間に合うという意味ではなく、希望内容に応じた納期の確認が必要です。
開かずの箱なら、社内の言葉やメッセージを謎解きに
開かずの箱では、忘年会・新年会向けの謎解き制作を案内しています。一年のねぎらいや、会社として伝えたい言葉を、ゲームの目的に合わせて相談できます。
パーティー・社内イベントのオーダーメイド制作では、使いたいキーワードや最後の答えを指定する方法があります。一方、物語の設定や進め方まで希望する場合は、キーワード指定とは異なるカスタマイズの相談が必要です。この記事の年末編集部の構成も、標準内容として約束するものではありません。どこまで会社独自の内容にしたいかを伝え、適したプランを確認してください。
「問題全体を今年の出来事に合わせるより、既製のゲームで遊び、最後に思いを伝えたい」という場合は、社内イベント用キット「おわらない会議からの脱出」も比較候補です。公式案内では、ゲーム時間は60分が目安で、前後に説明や動画の時間があり、ひらがな10文字の隠しメッセージを指定できます。短い余興枠に入れる商品と同じ扱いにせず、持ち時間と照らし合わせて選びましょう。
忘年会のオリジナル謎解きでよくある質問
今年入社した人が多くても、会社の出来事を使えますか?
必要な情報を問題用紙やカードに載せ、その場で読んで考えられる構成にする方法があります。事前知識が必要な箇所がないか、制作時に確認することが大切です。
全社の大きなニュースがない年でも作れますか?
大きなニュースだけに絞る必要はありません。日々の取り組み、社内行事、仕事で大切にしている言葉などから候補を整理できます。材料が少なければ、一般的な謎と組み合わせて、最後の言葉に会社らしさを込める方法もあります。
価格や納期を確認するには、完成した企画書が必要ですか?
まずは開催条件と希望する内容を整理して相談しましょう。お見積もりフォームでは、人数、時間、会場、実施日、納品希望日などを伝えられます。未定の項目があれば、その旨を添えてください。
今年の忘年会で、「あのとき、そんな仕事をしていたんですね」と話すきっかけを作ってみませんか。開かずの箱へのご相談では、開催日・人数・持ち時間に加えて、最後に伝えたい一言をお知らせください。一年の出来事をどのように謎解きへ取り入れるか、一緒に考える出発点になります。


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